2011/10/28

タイ洪水、PCメーカーに痛手 HDDの供給不足予測

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1110/27/news065.html

アジアのPCメーカー各社はタイの洪水被害に伴うハードディスクドライブ(HDD)の供給停滞の影響で、当初から予想されていた年末商戦期の需要低迷に加え、春節(旧正月)商戦でもさらなる需要の鈍化に直面することになりそうだ。

主要コンポーネントであるHDDの生産量がタイの洪水被害の影響で最大30%減少し、供給不足が予想されることから、2012年第1四半期(1〜3月期)のPC売り上げは低迷することが予想される。既にAppleのiPadなどのタブレット端末やスマートフォンの急拡大、企業によるITハードウェア支出の減速といった難題に直面している業界にとっては、さらなる痛手だ。
 ...中略...
アナリストは日本電産(Nidec)がHDD供給のボトルネックとなる可能性を指摘している。日本電産はHDD用の主要部品で世界の生産量の約80%を占めている。HDDはコンピュータ内にデータを保存するための記憶装置だ。日本電産はタイのいくつかの工場の操業を停止している。HDDの部品メーカーであるミネベアも同様だ。
「サプライチェーンがここまで厳しいのなら、各社ともそれほど多くの在庫は確保できていないのではないだろうか」とシンガポールに拠点を置く米Gartnerのアナリスト、リリアン・テイ氏は指摘している。
「だが見たところでは、大きな影響が出るのは2012年第1四半期(1〜3月期)となりそうだ。状況は半々だ。必要量を確保できないメーカーは第4四半期の段階でもあるだろうが、影響が顕在化するのはおそらく第1四半期だろう」と同氏。...

ITmedia -
タイ洪水、PCメーカーに痛手 HDDの供給不足予測

シェアする

Twitter Delicious Facebook Digg Stumbleupon Favorites More