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「クラウドコンピューティングといえば、“安い”、“早い”、“持たない”。しかし、今やそれだけではないのだ」──。こう話すのは、筑波大学大学
院 システム情報工学研究科
コンピュータサイエンス専攻の加藤和彦教授。クラウドサービスが世の中に浸透していくことで、クラウドを中心とした世界になりつつあるという。
まずは現状のクラウドのメリットを見てみよう。例えば、パブリッククラウドサービスにはユーザーが無料で利用できるものが多く、データセンター設備やハードウェア、ソフトウェアなどの資源を自前で用意せず、すぐにシステム稼働できる。なぜか。
「安さ」について、クラウド事業者の代表的な存在である米Googleは自社データセンターにサーバを100万台規模抱えるほか、米Microsoftの
データセンターでは一人のシステム管理者が5000台のサーバを管理したり、米Amazonが提供するクラウドサービス「Amazon
EC2」のトラフィック量はeコマースサイト本体のトラフィック量を上回ったりと、クラウドは大量生産による規模の経済が働くため効率的なサービスが実現
でき、ユーザー一人一人の利用コストを抑えることができる。... 続きを読む
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1203/22/news021.html
2012/03/26
もはやクラウドは「安い」「早い」だけにとどまらない
11:05
MIC Associates